2007年9月29日(土)


そんなわけで、麺的な話題が続いたので
閑話休題ということで、音ネタでもどうかなって。


まぁ、音ネタっても、俺の音ネタは万人向けではないですよ。
完全にオナニーです。はっきりいって興味がないと何のことやらです。
だので、いつもの注意書き。



WARNING

ここから先は、音的な話になります。
しかも音楽をやっている人じゃないと
全く持ってついていけない内容になっています。
しかも今回は無駄に長いです。
また、本日の内容に関する苦情、木刀、メリケンサック等は受け付けません。
ていうか、本日の内容に関していなくても、そんなもの受け付けません。




以前にですね、エフェクターのお話を書きました。
えぇ。書きました。書きました。
エフェクターのお話 其の1 其の2
で、色々と研究していくうちに、ふと悪い癖が発病しました。





そうだ。自分でつくっちまえばいいじゃん。



はい。その昔もこんな感じで発病して、
ギターをつくりにイングランドまで飛んだこともありました。
これがいわゆる、「欲しいんだけど金無いからこさえちまうべ病」です。
因みに俺の周りにも、このような病におかされている人を何名か知っています。
危ないねー。


というわけで、エフェクター製作レポです。


まずですね、俺には電気系の知識が皆無なんですよ。
抵抗やコンデンサやトランジスタといった部品の役割は、ほとんどわかりませんしね。
まぁ、エレキギターのサーキットくらいは組んだことあるんですけどね。
でも、エレキのサーキットったって単純なものですから、
ごちゃごちゃとした複雑なもんじゃないんです。


それに比べてエフェクターのサーキットは、それこそ基板組んでどーたらこーたらって
何か理系的な臭いがプンプンするじゃないですか。
たまに電池を代えるときに裏蓋開けて回路がみえるんですけど、
すっげー複雑な感じするじゃないすか。
専門職の雰囲気がするじゃないですか。


で、ここで単純な疑問が浮かび上がるんです。



果たして文系の俺が作ることができるのか?



と。


工作とか手先を使うようなことは嫌いじゃないんです。
でも、電気とか数値とか、とにかくそういった類のものが大の苦手なんです。
そういった概念がいまいち理解出来ないんですよ。何事も直感でやるタイプなんで。
理屈とかよくわからないんです。


じゃあ出来ないんじゃね?
と思ってたんですが、素敵な教科書を見つけたのですよ


誰でも作れるエフェクター (リットーミュージック)


おぉ。これこそ正に俺が求めていたもの。
俺のバイブル。俺のコーラン。俺のアヴェスター。
この“誰でも作れる“ってのが気に入りました。
早速購入して熟読しましたよ。
で、やっぱり電気の概念はよく理解できないままなんですが、
プラモを説明書見ながら、そのとおりに作ればできるという感覚で、
製作にとりかかりました。


まずは、初心者でもできそうな部品点数も少なく、
回路も単純なFUZZを作ってみることにしました。


とりあえず、必要な部品や工具を揃えます。
電気パーツはネットで。工具類は心の友ジョイフル本田にて購入しました。


因みに製作過程の写真を撮ったんですが、どうやら誤って削除してしまったようです。orz
あぁ、あの日の思いでは我が心に。


で、回路図を見ながら、半笑いで組み込みます。
むしろ半ばヤケクソで。
ハンダの煙が目にしみるぜ。
因みに今回は電化製品に良く見られるプリント基板ではなく、
ユニバーサル基板という穴ぽこがあいている基板にポイント to ポイント配線で組みました。
様は、板の上に部品差込んで線と線を直接配線するというやりかたです。



ちょっと鉄雄



ケースも加工します。
けがきして、マキタドリルで穴をあけ、リーマーでせこせこ広げて
ジャックやスイッチ等のパーツが差込めるようにします。


で、なんつーか、いわゆる凝り性なんですよ。
どうせなら、見た目もかっこよくしたいなと。
といわけで、アルミケースを鏡面仕上げにしてやろうと思い立ち、
水研ぎを#400〜#2000までシコシコやって、青棒ぬったくったバフでピカピカにしてみました。
でも、これはもうやらねぇ。超疲れた。



何ならピカールも



ビフォア アフター



正に鏡面



そして、基板も完成し、ボディも完成したので合わせて組み込んで
いざ、待望の音出し。
ドキドキワクワクです。



こーんな感じね



世界の配線から




はい。案の定、音がでませんでした。
正確に言うと、とりあえず音はでたのですけど、出力が低すぎる。
イマイチ歪んだ感じがしないんです。


ん〜これはどうしたもんでしょう。
はっきりいって原因がわかりませんでした。
そもそも電気知識が無いのに原因もクソもありません。
だので、とりあえず回路図と実際に配線したものを穴が空くほど見比べましたよ。


したら、遂に原因発見。
どうやら、抵抗の値を一箇所間違えたみたいっす。
で、正しい値に付け替えたら、


でました!
おー。ファズだね。ブリブリな感じするね。ジミヘンだね。



青色LEDがマブイぜ



俺のエフェクター1号機の音



久しぶりに感動と達成感を得ましたよ。
やれば出来るもんだと。
不思議と配線しているうちに電気の流れが見えてくるんですね。
もう忘れちゃったけど、やっている時は、どことどこが繋がっていて、
どーゆー働きをしているのかが理解できているんですよね。
不思議だ。


というわけで、長くなりましたが、エフェクター製作レポでした。
って、ここまでちゃんと読んだ奴っているのか?
書いている自分でも長ぇなあって感じたぜ。
まぁ、これで終わりじゃないんだけどね。
ネタバレしちゃうと、第2弾は既に完成しちゃってるしね。
まぁ、そのうちレポしますよって。
はい。今日はここまで。