2007年10月10日(水)


同じ文字をずーっと見ていると、何が何だかわからなくなってしまいます。
なんだよ「ん」って。すっげー意味わかんねー。
だいたいこれでなんで「ん」なんだよ。誰が作ったんだよこれ。
線じゃん。これちょっとふざけた線じゃん。
マジ気が狂いそう。
あ、ちょっと「h」と似てる。関連性全くねーけど。


そんなちょっとチャーミングに病んでいる俺は
先日行ってきたのですよ。
あ、大丈夫。ラーメンじゃないから安心していいよー。










音ネタだけどね!



はい。ここでドロップアウトする人が続出なはず。
何でも総帥はここを見ていて「音ネタ宣言」がでたと同時に
他のサイトに飛ぶらしいです。HERE WE GO!


でも、まぁ今回はちょろっと総帥も関連しているんで
ちょろっと見るもいいんじゃないっすか?
ちょろっと。
さくっと。
オナペット。
あぁ、声に出して読んでみたら無駄に語呂がいい三拍子。


はい。なかなか本題に入らないのがこのコーナーの良いところ。
焦らしの魔術師。
自分でも思うぜ。いいからさっさと書けや。と。


で、何のお話でしたっけ?
あーライブに行く話しだよね。
そうそう。そうだよねー。
ねー。



そうです。行ってきたんですよ。
SHAM69のライブ
[SHAM69 JAPAN TOUR 2007] - FROM THE HEARTS AND FROM THE STREETSに。


ここでお兄さんがSHAM69を簡単に説明しちゃうよ!


SHAM69ってのは、1976年イギリスにパンクムーヴメントが蔓延した頃から
活動している老舗ののパンクバンドなんだ。
このバンドは他のパンクバンドとはちょっと違って、パンクス、スキンヘッズの両方に支持されたんだよ。
(スキンヘッズというのは、わかりやすくいうと、ネオナチから政治的活動をとっぱらったような人達のこと)
ストリートのガキ共と同じ目線からのメッセージ性と、
ワーキングクラスの男らしさや貧しさが、
パンクス、スキンヘッズの両者共にに共感できる部分があったんだろうね。
でも、パンクス×スキンヘッズってのは言わば、犬猿の仲。水と油。
左翼的なパンクスと、右翼的のスキンヘッズ。
当然のことながら彼らがライブをやる度に、パンクスvsスキンズの暴動・乱闘騒ぎになっちゃったんだって。
そうなってくると、まぁ、メンドイよね。物とか壊されるだろうし、もちろん怪我人もでるしね。
やがて、殆どのライブハウスはSHAM69の出演を断り始めたんだ。
そうしてSHAM69は活動もままならず、1980年に解散を余儀なくされちゃったんだよ。
で、その後、再結成→解散を度々繰り返しつつ、
また最近ヴォーカルをリニューアルして再結成したわけさ。
因みに元ヴォーカルのジミー・パーシーさんは「脱退」と書いて「クビ」だって。
んー。お兄さん個人的には好きだったんだけどなぁ。残念だ。
おい、そこ寝んな。テストにでんぞ。



で、そんなSHAM69と対バンはってくれちゃったのが、
COBRA/Oi-SKALL MATES/JUNIOR/DREX/ANGER FLARES
Dj:KAS/Twisted Bugundys
というような強力なラインアップでして、ドメスティックバンドにも相当期待できるわけですよ。


で、せっかくこんな素敵なライブに行くってわけで、
総帥にお願いして、行く前にちょっとオシャレしちゃったんだ。



製作者:Hair's Bar Coming店長



おー。やっぱいい。刺さりそうだ。
因みにスプレー1本半くらい使用してます。



昼の顔は床屋さん。夜はラーメン総帥。



総帥マジに、ありがとうございました。
てか、またお願いしちゃってもいいっすかね?



そんな感じで髪の毛おっ立てて、会場へ向かうわけなんですが、
車運転できねぇwwwwww
はい。天井にあたってます。
だので、前傾姿勢、ややうつむき加減で運転しました。
首がつかれた。


そんな苦労をしつつ、THE TARGETのベースのオリヤMANと合流。



熱きベーシスト・オリヤMAN



やってきましたは新宿Loft。



新宿Loft入口



おー。マーチン族がいっぱい。ボーズ頭もいっぱい。
テンションあがるわ。



アンダーグラウンドへの階段



で、とりあえず中に入ったら、既に3バンド目のJUNIORという
アイリッシュバンドが演奏していました。
個人的には好きな音風です。例えるならば日本版ドロップキックマーフィーズみたいな。
てか、モヒカンのアコーディオン弾きって、そうそういねーだろwww


しばしのインターバルの後、聞き慣れた音が会場に鳴り響きました。
はい。ぶっちゃけ今回のお目当てNo.1のCOBRAが演奏スタート。
やばい。懐メロいっぱい。TOKYOライオット!
もうアドレナリンでまくりで、モッシュピットに飛び込みました。
あーやっぱいいね。この感じ。ライブにきたんだなぁって。
ぶつかり合いながら拳を高く突き上げ、一緒に歌って、ダイブして。
超健康的じゃん。健全じゃん。みんな不良だけど。
みんなも行った方がいいよ。こーゆーの。いい汗かくぜ。
あと、生Oi Tonightは良かった。自分がカバーしていた曲をリアルで観るのも感動だね。



すっげーわかりにくいけどCOBRA



で、お次はOi SKALL MATESの登場です。
ラッパ隊の中、WATARU-BUSTERのハスキーボイスが泳ぎまくります。
CLASHのカバーなんかもプレイしちゃってました。
でも何か以前よりパンクやOi風味が薄れて普通ののSKAバンドっぽく聞こえるのは俺だけ?
まぁ、Oiの原点回帰と捉えれば納得。



スキンヘッズレゲエDJ



因みにこの方、オリヤMANさんのお知りあいでした。
んー偶然というか、必然というか。
こーゆーとこでも遭遇するもんだねぇ。
さらに因みに写真奥に見えるハンチング帽の方は、原宿RUDENESSのSHIGEさん。
久しぶりに会った。最後に会ったのは、今でも愛用しているポークパイハットを買いにいった時以来。
はい。その昔千葉ANGAにてTHE SPINEというバンドで大将や、
RAISE A FLAG
とライブやった時にお世話になった方です。
あぁ、今考えても、あの対バンはありえない。
俺の中でのレジェンド。


で、いよいよSHAM69の登場ですよ。
新ヴォーカルのSCAZZってどんなんだろと思ったら、
なんだデヴのおっさんじゃねえかよwwww
ジミーがガリガリだっただけに、超違和感。
でも、演奏始まったらそんなの関係なかったね。
とにかく熱かった。客を煽るは、逆に煽り返されるはで場内のテンションあがりまくり。
因みにどっからか聞こえてきた
「わかんねーんだよ!日本語で喋れ!!」って煽りには笑った。
お馴染みのナンバーを一通り演奏し、終了。


もちろん興奮が冷め遣らぬオーディエンスはアンコールの嵐。
more! more!(もっとやれや!)
モーモー叫んでお前らは牛か!って突っ込みをいれつつ再登場。
BORSTAL BREAKOUTでぶちのめし、とどめのラストはもちろん
伝説の名曲 IF THE KIDS ARE UNITED。
この曲はですね、サビが

IF THE KIDS ARE UNITED THEN WE'LL NEVER BE DIVIDED
(もしガキ共が団結すれば俺たちはもう分断されることはない)

と歌っているんです。
前述したように、衝突し合うパンクスとスキンヘッズ。
そんな彼らへ向けてのメッセージ。
スタイルや思想は違えど、根本的には同じ思い。
そんなお前らが団結すれば、こんな腐った世の中を変えていけるんじゃねぇのか。
おそらくそんな気持ちでこの曲を歌ったのでしょう。
でも、それでも喧嘩をやめないガキ共をみて、
ジミーは泣きながら歌ったという、熱いエピソードがある曲なんです。


因みにこの曲、某パンパースのCMでもつかわれたのですが、それにはちょっと引いた。
だって、ねぇ。オムツですよ。オムツ。
熱い思いを込めた曲が紙オムツのバックミュージック。
どうなん?


そしてこの日はパンクス、スキンヘッズが共に肩を組み
ステージの上から下から大合唱。
会場のボルテージはマックスに。
演奏が終わってもなお止まないUNITED!コール。
あぁ、きっとジミーはこれを望んでいたんだろうなぁ。



拳を高く突き上げろ





※バリバリの規約違反なので削除されちゃうかも・・・


他人の喜びを、悲しみを、苦しみを、痛みを、怒りを、感動を分かち合える
そして一緒になって笑える。
その心こそがPUNKの魂じゃないのか。
自分も同じ様な思いをしてきたのだから。
自分もそんな時には誰かにわかって欲しかったから。
傷の舐め合いではなく、前のめりになって進む力。
そんな感慨深い気持ちにもさせてくれた熱い夜でした。





おまけ



ライブ終了後

鋭利なスパイクはいずこに